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中 医 学 日 本 漢 方

中医学という言葉を初めてお聞きになった方もいるかもしれません。
東洋医学には日本に輸入され日本で独自の発展をとげた
日本漢方と中国や日本で今尚発展し続けている中医学があります。
中医学
は数千年の歴史を持つ中国伝統医学であり、独自の発展をした日本漢方とは別の医学として発展しています。
ではどの様に違いがあるのでしょうか。
一言で言うと、中医学の基礎となっている
陰陽五行説臓腑弁証と言った論理性にあると言えます。
一方日本漢方では理論よりも経験を重要視した為、基礎理論をはぶいてしまいました。
もちろん経験も重要ですが、基礎理論なくして応用は難しいと思われます。
以下に両医学の違いを表にしてみました。

日 本 漢 方 中  医  学
基礎理論 傷寒論、金匱要略を基本
経験を重視
中医基礎理論、中医内科学、中医診断学、中薬学、方剤学、温病学等の教科書が有る 
陰 陽 絶対的で不変 有機的、相互的である
常に変化している
虚 実 体格の充実度で決める 正気と邪気の
相互関係で決める
診 断 四診
特に腹診を重視
弁証論治を用いた独特の方法
薬の種類 200種類位(日本東洋医学会編、漢方医学、1979) 5767種類(中薬大辞典、1976)
処方薬の種類 約90処方(同上) 490処方(中医方剤臨床手冊、1981)
針 灸 理論体系が異なる 中医学に針灸、整体、あんま、気功、看護学が含まれる。 理論体系は、全く同じである

参照:漢方研究

用 語 説 明
陰陽五行説 陰陽五行は本来、人々が経験してきた事実を、自然界の現象にてらし整理、分類し、理論化しようとしたもので、陰陽の消長を五行変化によって説明しようとしたものである。
臓腑弁証 弁証の基本方法の一つで、臓腑の生理、病理を基礎とし、四診八綱によって、五臓六腑の陰陽、気血、虚実、寒熱などの変化を弁別し、治療の参考にすること。
弁証論治 臨床における理法方薬の運用であり、中医学の基本である。すなわち四診、八綱、臓腑、病因、病機などの中医学の基礎理論にしたがって、病人のあらわす症状体質に対して総合的に分析し、ある証候に弁別することを弁証といい、弁証の基礎に立って治療処置を決定することを論治という。
傷寒論 後漢の末期に、張仲景によって書かれたと言われている、外感熱病についての治療方法が書いてある書物。
金匱要略 後漢の末期に、張仲景によって書かれたと言われている、外感熱病以外の雑病の治療について書いてある書物。
虚実 人体の抵抗力の強弱と病邪の盛衰をさす。またこれは体内の正気と病邪との闘争の表現である。
正気 真気、元気ともいう。生命機能の総称であり、通常は、病邪と対立させて表現し、人体の抗病能力をいう。
邪気 広く各種の病因と、その病理の障害をさし、人体の正気と相対する表現である。
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