木村漢方薬局トップページへ

病気の予防知識

冷えを改善させる事がいかに重要であるかが理解できた所で、冷えから体を守る予防方法についてお話したいと思います。
冷えの恐ろしさを実感して、予防する事は理解できても、実際にはどうすれば良いのかという疑問がわいてくる事でしょう。
冷えから体を守る為には、今まで述べてきた冷えを引き起こす要因をできるだけ避ける必要がありますが、冷え予防の為に自分で出来る予防対策を解説します。

飲食物についての注意

飲食物には体を冷やしたり、体を温める飲食物があります。
これは飲んだり食べたりした時の感覚ではなく、実際に体の中に入った時に作用する性質を見ます。
冷えから体を守るには体を冷やす食品を出来るだけ控えなくてはいけません。
以下にそれぞれの性質別に主な食品を分類してみます。


体を冷やす食品


体を温める食品


生野菜
牛乳
豆乳
コーヒー
緑茶

トマト
ナス
キュウリ
果物
砂糖
豆腐
ビール
ウイスキー
化学薬品


ヤマイモ
ニンジン
レンコン
ショウガ

ミソ
根菜類
紅茶
肉類
ワイン
焼酎

このように飲食物には体を温める物冷やす物があるのです。
体を冷やす食品は温かくして摂っても、体の中に入ると体を冷やしてしまいます。
これらの事からもわかるように、体を冷やす食品はできるだけ避けた方が良いでしょう。
一方、体を温める食品を摂る事は冷えの予防にはなりますが、摂りすぎるとかえって体を冷やす食品になってしまう事もありますので、注意が必要です。
例えば、ワインや焼酎は体を温めてはくれますが、飲みすぎると水分の方が多くなってしまい、水の性質である冷えが起こってしまうのです。
ですから、一番気をつけなければいけない事は、体を温める食品を摂取する事よりも、体を冷やす食品を出来るだけ控えめにする事が大切です。
食品や飲み物にはそれぞれ温性冷性がありますが、全部覚えるのは難しいと思われます。
そこで簡単な見分け方をお教えしましょう。
一部例外もありますが、体を冷やす食品は地上部に育つ性質があります。
また、温かい季節や温かい気候の国(南国等)で発育する食品は体を冷やす性質があります。
一方、地下部で育つ根菜類や寒い地方で育つ物には体を温める働きがあります。
飲食物は、薬食同源と言われるように非常に重要です。
現代栄養学は食品の持つ成分で食品の効能を確かめようとしますが、このように成分を中心に見てしまうと、食品本来の味や性質を無視した食べ方となってしまいます。
特に牛乳は体を冷やす作用が強いのですが、カルシウムの含有量の多さばかりが強調され、カルシウムの為に一生懸命摂っている人もいます。
緑茶もカテキンが含まれていて体に良いと言われていますが、牛乳と同じように体を冷やしてしまうのです。
同じく水も体を冷やすのですが、健康の為と言って、無理して摂っている人もいます。
これらは体を冷やす害があるのですが、無視して摂り続けてしまう為に、気がついた時には体内の冷えはかなり進んでしまいます。
水分という観点からは、水分過剰になる環境も多いのが実情です。
街を歩けば、清涼飲料水の自動販売機があちらこちらにあり、いつでも冷たい飲み物が手に入ります。
喫茶店等も多く、私達はちょっとした事ですぐにコーヒー等を飲んでいます。
喫茶店では、コーヒー以外にもお水のサービスがあり、私達の体内は水浸し状態とも言えます。
冷えから体を守るには、水分の摂取はくれぐれもご注意ください。
では、理想的な食生活はと言えば、根菜類を中心にした体を温める食事を中心に体を冷やす食品を控えめにする事です。
具体的には、体を温める根菜類等と体を冷やす生野菜等の比率を季節によって分けると良いでしょう。

春 7:3
夏 6:4
秋 8:2
冬 9:1

上記のように季節によって体を温める食品体を冷やす食品の割合を頭に入れて食生活の改善を心がけてください。

食べ過ぎの注意

過食等の食べ過ぎはわかりやすいのですが、私達は食事の時間が来たら、食事を摂るのが当たり前と思って食事を摂っている現実があります。
実はこれも食べ過ぎの範疇に入ります。
現代の食生活は飽食時代の食生活ですから、物が入ってくる方が多く、排泄が追いつかず、排泄しきれない老廃物や毒素が増えてしまいます。
結局、この老廃物や毒素は体を冷やす原因を作ってしまうのです。
現代病のほとんどが、食べ過ぎと飲みすぎによる老廃物の排泄が追いつかない事に原因があります。
昔から腹八分目と言われるのには納得が行く事です。
お腹がすいていないのであれば、食事の時間が来ても、無理して食事を摂らなくても大丈夫です。
むしろ、一食位抜いてしまう方が、体の為にもいいし、胃腸を休める事にもなりますので、過食を慎みましょう。

衣服の注意

男性にも冷えは起こりますが、特に女性は冷えの影響を強く受けてしまいます。
なぜなら女性はスカートをはきますが、スカートでは下半身を温められず、容易に冷えが入ってきてしまいます。
また、ストッキングだけで、ヒールの靴を履くことも、冷えを助長させてしまいます。
この現象を見てみると、健康状態である頭寒足熱の状態とは全く反対の頭熱足寒という非常に冷えが強まる状態を自分で作っているのです。
自分で病気を作っているようなもので、自殺行為とも言えます。
このように冷えから体を守るには衣服にも注意が必要で、足元は靴下をはいて、冷やさない事が重要です。
男性も靴下を脱がないようにして、足元の冷えから守ってあげてください。

冷房、暖房の注意

夏の冷房は本当に気をつけなければなりません。
冷気は下へ下へ行く性質があり、暖気は上へ上へ上がってしまう性質があります。
すると冷房で冷やされた室内は、足元が冷たく、上部では暖かい状態になってしまいます。
この状態は頭熱足寒の状態になり、頭寒足熱とは反対の状態となり冷えが助長されてしまいます。
設定温度は高めにして冷えから体を守らなくてはいけません。
一方暖房も同じ事が起こります。
外気温が低いと暖房温度を高めに設定してしまいがちですが、これでは上部ばかりが温められ、足元は温まりません。
こんな状態が続くと、足元の冷えが気になり、もっと温度を高めようとしてしまいがちです。
しかしこれは逆効果で、冷房の時と同じように頭熱足寒が強まってしまい、冷えにやられやすくなってしまうのです。
室温を高めて暑いぐらいにしても、足元は上部に比較して冷えているので、冷えが強まってしまいます。
冬の暖房は温度設定をあまり高くしないで、靴下をはき、ひざかけ等をして、自分自身で冷えから守らなくてはいけません。

ストレスの注意

ストレスやイライラは、頭に血が昇ります。
これも今まで述べてきた頭寒足熱とは反対の状態を作り出してしまいます。
つまり、ストレスやイライラは体内の冷えを作り出してしまうという事です。
日頃から何事も熱心になり過ぎず、ゆったりとした人生を送る方がいいのです。
こんな事を言うと、仕事だから仕方がないとか、性格だから仕方が無いという声が聞こえてきそうですが、自分の体と仕事のどちらが大切かをよく考えてみてください。
イライラやストレスがたまったら、せめて半身浴でもしてこれらを解消するように努力しましょう。
また、カラオケ等で声を出す事は非常に有効的です。

運動不足の注意

運動不足とは、頭を使う方が体を使うよりも多い状態です。
例えば、事務職、研究者等は頭を使う方が体を使うよりも多いのです。
こういった人達は、日頃運動をしていると思っても頭を使う方が多いため、相対的には運動不足に陥ってしまっているのです。
頭を使う事は、熱を必要とし、相対的に下半身や内面は冷えが発生してしまう事になります。
日頃からウォーキング、家事等の軽度な運動を積極的に行なって運動不足を解消してください。

予防について

予防は治療に勝る手段です。
中医学では未病(みびょう)という状態を認識しています。
未病とは、病院等の検査数値では現れない、体の不調を未病として捉え、予防は病気が実際に現れる前に先手先手にまわり、病の発生を防ぐ非常に優れたシステムです。
東洋医学では、冷えが起こす色々な症状もほとんどが未病として認識できますが、西洋医学では未病の状態では病気として扱ってくれません。
私たちは病気になって検査数値に異常が出て初めて病気として扱ってもらえるのです。
しかし、実際に病気として発症してしまった時は既に病気もかなり進行してしまっています。
特に冷えに関しては病気としての認識が薄く、今後の私たちの健康を左右するくらいの重要性を持っているので、冷えから体を守る予防法は今後の最重要課題です。


木村漢方薬局
では、冷えの改善を重視した漢方療法を推進しています。

難病や治療法が無くお困りの方は、一度ご相談ください。
漢方相談御希望の方は木村漢方薬局オンライン予約をご利用ください。

トップページへ